こんにちは。
タイトルは、お笑い芸人・バナナマンの設楽統さんがラジオでお話しされていた言葉です。
当時のラジオで、相方の日村さんが、「歳を重ねるたびに怒りっぽくなっている」とお話しされた際に、設楽さんはこのように話されていました。(以下引用)
それは多分ね。日村さんの引き出しが少ないんだよ。でも、俺も引き出しが多いわけじゃないんだけど。
俺ね、聞いたことがある。怒るっていうことは、自分の知っているそれ(事柄)には「これですよ」っていう(助言ができるけど)、経験値がない時は人って怒るんだって。
だからそういう若手がいても、「あぁ、なるほどな、俺もそうだったな」とか、それでうまいこと怒るんじゃなくて、自分がうまいこと橋渡しをしてあげることが「できるようになったら怒らなくなる。
経験値がいっぱい(あれば)、人は丸くなるんだよ。で、自分のやり方が「これしかない」って1個しか持っていなかったら、それからはみ出たやり方をするやつを自分のやり方に戻すために、強引に「てめぇ、何やってんだよ。こういう時はこうしろよ!」って言っちゃう。
だけど、そういう時にそれ以外の方法を知っていると「お前、こうやってんのか。じゃあ、こうやってみろよ。それで面白かったら俺もやるからさ」(という助言)ができる。
だから、自分も成長しないとイライラは募る。
これを聞いたとき、すごく納得できた自分がいました。
自分もよく怒ってしまう場面があるんですが、思い返してみるとそれは、
「昔から自分はこうやってきた。そうすることでたくさんの成功体験をしてきた。それを根拠に言っているんだから正しいはずだ!」
という思いがあって、心がヒートアップしていたんだなと感じました。
たしかに経験値がいっぱいあれば、その分いろんな選択肢が自分の中にできる。
選択肢が多ければ、相手に教えてあげれる幅も増えてくる。もしも、その選択肢にないものを相手が言ってきた場合でも、きっと「あぁそんな方法もあるのか」と、スッと自分の中に受け入れることができると思う。そうしていくことでどんどん丸くなり、怒ることも少なくなる。
経験することで、人は成長できるっていろんな人が言っていますが、設楽さんの話を聞いたとき、その言葉の具体的なプロセスが見えたような気がして、納得できたのかなと思います。
自分の性格上、初めてのことや分からないことに対して、手を出したくない、人に任せたいという気持ちが働いてしまう部分があるので、そういった部分はこれから少しずつでも直していけるんじゃないかなと感じました。
怒ることで、相手にも自分にもマイナスの感情が湧いてしまうので、少しでも減らしていきたいと思っていた矢先に、この言葉に出会えたのは本当に有難かったです。