こんにちは。
自分の中に、すごく響く言葉があります。
それは西田天香さんという方のお言葉です。
この方は明治から昭和にかけてご存命だった宗教家や社会事業家などの顔を持たれた方です。「一燈園」という懺悔奉仕団体の創始者でもあります。
私がこの方の言葉ですごく響いたの言葉は、
「物は所有物ではなく預かりもの。自分の子どもも自分の所有ではなく預かりものなのだ。だから、子どもも拝んで育てなさい。」
というものです。
少し変えていますが、ニュアンスはこの通りです。
西田天香氏が大事にしていた実践思想が3つあるそうです。
①「無所有」ということ
②「懺悔」ということ
③「奉仕」ということ
この中の「無所有」という実践思想からきた言葉だと思いますが、今までこんなことを考えたこともなかった自分にとってこの言葉はとても衝撃的でした。
「子どもは授かりもの」という言葉はよく聞くと思います。
神様が天から命を授けてくれたという意味で、懐妊した際によく聞きますよね。
どこでどうなったのかは分かりませんが、この言葉からも勝手に子どもは自分たちの所有であるという概念が私自身ありました。実際に自分たちの家族となり、育てますし。
でもよく考えてみると、神様が授けてくれた=私たちに預けてくれたとも捉えれますよね。そこがイコールで結ばれたときに、私の中ですごく納得できたような感じがしました。
実際に預かりものだという事ではなく、そういう意味で大事に拝んで育てましょうねという意味合いだとは思いますが、「預かりもの」という前置きがあるだけで大事に育てましょうという部分が強調されるような気がします。
たまたま見つけた言葉なんですが、シンプルだけど素敵な考えだなぁと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。