以前の続きです。
ケイ酸は、作物にとってとても大事な成分であり、いくら摂っても摂りすぎることのないものだと以前ブログで書きました。
しかし摂りすぎても問題ないのはケイ酸そのものであり、ケイ酸質資材をたくさん使用すればいいというわけではないそうです。
ケイ酸にもいろいろ種類があるそうです。
天然のゼオライトが由来のケイ酸であれば、たくさん使用しても問題はない。
しかし、中には工業スラグ(廃棄物)が由来のケイ酸もあり、これが少し注意が必要。
工業スラグ由来の資材はアルカリ性が高い傾向にあり、この資材でケイ酸をたくさん摂ろうと使用したために、アルカリ障害が起きてしまい、大損害を受けたという話も実際にあるくらいです。
一般的に販売されているケイ酸質資材のケイ酸がどこ由来なのかは、正直ぱっと見で分からないことが多いと思います。
分からない場合は、販売店の店員さんや最寄りのJAなどで聞いて確認した方が確実かと思われます。
近年の土壌中のケイ酸減少を受けて、ケイ酸の重要性を改めて認識されている農業従事者の方もおられるかと思いますので、しっかり確認して良いケイ酸をたっぷり土壌に与えてあげましょう。
土づくりは作物を変えます!