CHIPPOKEブログ

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「絶対」という言葉は可能性を消す

こんにちは。

私は普段の生活から、「絶対」という言葉をあまり使わないようにしています。

 

絶対(ぜったい)

どういう場合でもかならず。断じて。なにがなんでも。

コトバンクより引用

 

昔、友人と話をしていた時の事です。

当時、プロ野球界は球界再編の時期で、新たに東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生したころでした。

できたばかりの楽天はとても弱く、「強くなるには何年かかるんだろう?」と思うようなくらい。

そんな時に、ある友人が「最近プロ野球の球団のファンを変えようと思っている。どこか良い球団はないかな?」と言ってきました。

そこで私は「楽天はどう?今は弱いけど、これから強くなっていく姿をみれるだろうから、応援のし甲斐はあると思うよ。」と助言しました。すると友人は、

 

楽天?いやいや。あんな弱い球団のファンになんか絶対ならないわ。」

 

と一刀両断切り捨てられました。

その時に思ったのです。「絶対って言ったけど、この先考えなんていくらでも変わるから、絶対という言葉を使って可能性を消すことはやめた方がいいのでは?」と。

ちなみに彼はその年、楽天を推しの球団にすることに決め、今でも楽天を応援しています(笑)

彼に会うといつもその話をします。すると彼は決まって「あの時は絶対楽天なんか応援しないと思ってたからさ。」と言います。

 

自分の言葉にはしっかり責任を持つべきだと私は思います。

ある国の首相は、就任時に「増税は一切考えていない!」と言い切ったにもかかわらず、就任後1か月ほどで「増税は当面考えていない」と語気を弱めだしたのです。

大の大人が、自分の発言に責任を持てないというのは、恥ずかしい事だと思いますし、周りからの信頼も失っていくことにつながりかねません。

私は、友人との楽天談義から、「絶対」という言葉はなるべく使わないようにしよう、そして自分の発言にはしっかり責任を持つようにしようと心に誓いました。

現在100%守れているかと言ったら、100%ではないかもしれませんが、この経験はしっかり自分の中での抑止力にはなっています。

場合によっては自分の中から可能性を消してしまう言葉。

気を付けていかないとと改めて感じた秋の日でした。