28日、日本野球機構が年間表彰式を開催しました。
今年38年ぶりに日本一に輝いた阪神タイガースのエースとして、大活躍&大ブレイクを果たした村上頌樹投手が、見事シーズンMVPと新人王をW受賞しました!
MVP&新人王のW受賞は、1990年の野茂英雄氏以来史上3人目、セ・リーグでは史上初の快挙となりました!
今年の村上投手は、私から見ると「地味にスゴい」という感じでした。
成績だけを見ると、22試合登板で10勝6敗1ホールドと、MVPを獲れるような成績かといわれるとハテナです。
しかしやはりMVP。スゴい記録、山盛りでした。
①シーズン防御率1.75
セ・リーグだけで見ると、2000年代の23年間でシーズン防御率1点台でタイトルを受賞したのは7人しかいません。村上投手で8人目となりますが、プロ入り3年以内でのシーズン防御率1点台タイトルホルダーは村上投手が初となります。
ちなみにパ・リーグの最優秀防御率タイトル受賞者は、山本由伸投手。防御率は1.21。バケモノです・・・笑
②開幕から31イニング連続無失点
開幕からの連続無失点31イニングはセ・リーグのタイ記録です。
これは、1963年に阪神の中井悦雄投手が記録したもので、実に60年ぶりに記録に並んだことになります。60年です。半世紀以上ぶりに並んだわけです。スゴいです!
③WHIP0.74
個人的にこれが一番スゴいと思います。WHIPは1イニングあたり何人の走者を出したかを示す数値です。一般的にこの数値が1.00未満なら球界を代表するエースと評されます。0.74は圧倒的エースですよね。この数字、日本球界では歴代2位の記録です。
1位は1936年に大阪タイガースの景浦將選手が記録した0.719です。あの景浦まで遡るんですよ。近代野球で最も良い数字を残したのは、2011年のダルビッシュ有投手です。
メジャー移籍前、日本球界ラストの年に記録した数字は0.83。あの日本で無双状態だったダルビッシュ投手が0.83です。そう考えると、今年の村上投手のWHIP0.74がいかにスゴいかがよくわかると思います。
今年は新人王はもちろんですが、こういった部分を見てみるとMVPも納得ですね!
来年は連覇に向けて、虎の頼れるエースとしてさらなる飛躍を期待したいものです!
村上投手W受賞本当におめでとうございます!!