MLBでは、若手の有望株の事を「プロスペクト」と呼び、公式がプロスペクトランキングを発表しています。
過去、プロスペクトと呼ばれ、そのまま駆け上がっていったスター選手、ケガなどに泣きMLBの舞台で活躍できないまま去っていった選手など様々です。
個人的に、2011年のプロスペクトランキング上位のマイク・トラウト選手、ブライス・ハーパー選手がそのまま二人ともスターの階段を駆け上がっていったのはすごいなぁと感じました。ちなみに我らが大谷翔平選手も2018年のプロスペクトランキング1位でした。
今季開幕前のプロスペクトランキング1位のガナー・ヘンダーソン選手(オリオールズ)と2位のコービン・キャロル選手(Dバックス)が二人とも新人王を受賞するなど、なかなか信ぴょう性の高いランキングでもあります。
そこで今回、超個人的にですが、来季期待のプロスペクト選手をご紹介したいと思います!
①ジャクソン・ホリデイ(ボルチモア・オリオールズ)
右投げ左打ち 遊撃手 20歳
2022年のMLBドラフトで1巡目(全体1位)で指名されオリオールズに入団。
今季はマイナーリーグの有望選手たちで行われる、オールスター・フューチャーズゲームにも選出されました。MLB通算316本塁打、オールスターにも7度選出された名選手、マット・ホリデイを父に持つサラブレッドであり、父譲りの打棒と甘いマスクが魅力的です。個人的に来季MLBデビュー、ブレイクを1番期待している選手です。
②ジャクソン・チョーリオ(ミルウォーキー・ブルワーズ)
右投げ右打ち 外野手 19歳
ジャクソン・ホリデイに次ぐプロスペクトランキング2位の選手です。
今季はオールスター・フューチャーズゲームにも選出され、AAでは打率.282、22本塁打、91打点を記録した5ツールプレイヤーです。来季はメジャーデビューでブレイクか!というところまで来ましたが、なんと今月頭にメジャー未経験選手としては異例の8年8200万ドルの長期契約を結びました。ここにブルワーズの本気度がうかがえますね。
③ジェイソン・ドミンゲス(ニューヨーク・ヤンキース)
右投げ両打 外野手 20歳
ドミニカ出身の選手で、2019年、16歳の時にヤンキースと契約。
5ツールプレイヤーとしての素質を持つ若手超有望株であります。
今季メジャーデビューを果たし、初打席であのジャスティン・バーランダーからホームランを放ち衝撃のデビューを飾りました。現在は右肘の、トミー・ジョン手術からの復帰を目指しています。16歳でヤンキースと契約した時に初めて知った選手ですが、ぜひ来季は飛躍の年になればと思います。
④ポール・スキーンズ(ピッツバーグ・パイレーツ)
右投げ右打ち 投手 21歳
2023年のMLBドラフト全体1位指名選手です。最速164キロを誇る速球とキレのあるスライダーなどを武器に大学野球の頂点を決めるカレッジ・ワールドシリーズで優勝を果たしました。空軍士官学校から名門・ルイジアナ州立大学に転校したり、大谷選手の初登板を見て感銘を受け、二刀流に挑戦した事なども話題になりました。今年のドラフト指名選手ですが、ポテンシャルの高さから来季メジャーデビューの可能性もあり得るのではないでしょうか。
⑤ディラン・クルーズ(ワシントン・ナショナルズ)
右投げ右打ち 外野手 21歳
2023年のMLBドラフト全体2位指名選手です。全体1位で指名されたポール・スキンズ投手と同じルイジアナ州立大学で主軸として活躍しました。同じ大学から全体1位、2位でセンスが指名されるのは史上初の快挙でした。抜群の打撃センスで、大学球界最高選手の評価。ファンは、ナショナルズのスター、ブライス・ハーパー選手のような存在になってくれることを期待している事でしょう。
日本球界もそうですが、メジャーともなると若手でもバケモノみたいな選手がたくさんいますね。デビュー前から個人的にチェックしておくと、活躍した時に心のんかで鼻高々できていいかもしれません(笑)
今日ご紹介させていただいた5選手のほかにも有望な若手選手はたくさんいます。
誰がチャンスをつかみスターへの階段を駆け上がっていくのか。来季も楽しみですね!